ピラミッド vs 逆ピラミッド、あなたに合うデッドリフトのセット法は?
デッドリフトをするとき、重量をどのように設定して増やしていけばよいか悩む人は多い。
デッドリフトの実践において、軽い重量から徐々に上げていくべきか、それともエネルギーが最も充満している最初のセットで最高重量を挙げるべきか判断するのは簡単ではない。
デッドリフトはBIG3(3大筋トレ種目)の一つであり、代表的な高重量フリーウェイト種目であるため、セットの組み方(ピラミッドセット vs 逆ピラミッドセット)によって運動効果や疲労度が大きく変わってくる。自分にぴったりのデッドリフトセット法を選択して、自分だけのトレーニングルーティンを始めてみよう。
1. 段階的に安全に重量を上げる「ピラミッドセット」🔺
ピラミッドセット(Pyramid Set)は、軽い重量からスタートしてセットを重ねるごとに重量を上げ、回数(レップ数)を減らしていく、最も古典的で代表的なデッドリフトのセット法だ。

セット構成の例:
1セット目:60kg x 12回(ウォームアップ&刺激)
2セット目:80kg x 10回
3セット目:100kg x 8回
4セット目:120kg x 5回(最も重いメインセット)
👍 ピラミッドセットのメリット
自然なウォーミングアップ効果: 軽い重量から段階的に上げるため、関節や筋肉が十分に温まり、ケガのリスクが少なく安全。
豊富な運動量の確保: 最も重いセットに達するまでに多くの回数をこなせるため、トレーニング全体のボリューム(総運動量)を稼ぎやすい。
👎 ピラミッドセットのデメリット
- 最終セットでの体力消耗: 最も重い重量を扱うメインセットに到達する前に体力が削られ、100%の力を出し切れない可能性がある。
💡おすすめ対象:デッドリフトのフォームを固める段階の初・中級者、ケガなく安全にトレーニングボリュームを確保したい人。
2. 最高重量からスタートする「逆ピラミッドセット」 🔻
逆ピラミッドセット(Reverse Pyramid Set)は、十分にウォーミングアップを行った後、エネルギーが最も充満している1セット目に最高重量を扱い、2セット目以降は重量を落としながら回数を増やしていく方法だ。

セット構成の例:
ウォームアップセット:(十分な動的ストレッチと準備セット)
1セット目:120kg x 5回(最高重量で全力投球)
2セット目:108kg x 6〜7回(-10%の重量減)
3セット目:97kg x 8〜10回(-10%の重量減)
👍 逆ピラミッドセットのメリット
筋力発揮の最大化: 疲れていない万全の状態で最高重量を扱うため、筋力を効率よく高め、扱う重量を伸ばすのに非常に効果的。
効率的な疲労管理: 最もハードなメインセットを最初に成功させてから重量を落とすため、最後まで質の高い刺激を与えられる。
👎 逆ピラミッドセットのデメリット
- 入念なウォームアップが必須: 準備不足のまま突然高重量を扱うと、腰や関節に強い負荷がかかるため注意が必要。
💡 おすすめ対象: デッドリフトの重量をさらに伸ばしたい人、バテる前に高重量をしっかり扱いたい人。
⚡️ 一目でわかる2つのセット法の刺激の違い
セットの組み方によって、体に与える刺激の種類やトレーニングの主な目的が変わってくる。
ボリューム(運動量)面: ピラミッドセットは累積運動量が多く、筋肉のサイズを大きくする筋肥大に有利。
強度および疲労度面: 逆ピラミッドセットは中枢神経系の疲労が蓄積する前に最大出力を引き出すため、最大筋力の向上と時間対効果の高い疲労管理に優れている。
🔍 参考:なぜデッドリフトでは「5×5」のような固定重量セット法があまり使われないのか?

スクワットやベンチプレスでよく使われる「5×5(同一重量で5回×5セット)」のセット法をデッドリフトに適用することは、あまり推奨されない。
デッドリフトはBIG3の中でも中枢神経系(CNS)の疲労と腰への負担が最も大きい種目だ。同じ高重量で何セットも無理に繰り返すと、神経系が先に疲弊してフォームが崩れ、腰のケガのリスクが急激に高まる。
疲労を徹底的に管理しながら安全かつ効果的に重量を伸ばすためには、ピラミッドセットや逆ピラミッドセットのように重量に変化をつけるアプローチを選択するのが非常に合理的だ。
🔥 あなたに合ったデッドリフトセット法の選び方
デッドリフトのフォームを安全に整え、運動量をしっかり確保したいなら? ➔ ピラミッドセット
バテる前に最高重量を正しく挙げ、筋力を伸ばしたいなら? ➔ 逆ピラミッドセット
自分でセットごとの重量を計算してセットするのが大変だと感じるなら、BurnFit(バーンフィット)アプリを活用するのがおすすめだ。
特にBurnFit PROの「セットアシスタント」機能を使えば、ピラミッドセットまたは逆ピラミッドセットの中から希望のセット法を選ぶだけで、あなたに最適な重量を自動で提案し、セットを組んでくれる。毎セット次に扱う重量を計算する手間がなくなり、完全にデッドリフトの動作だけに集中できる。
今日のデッドリフトルーティンから自分に合ったセット戦略を取り入れ、BurnFitで体系的に記録してみよう。

画像出典:: GIPHY, Pinterest, BurnFit
[参考文献]
Nia, M. S., Tazji, M. K., & Abbasi, A.
The effect of two types of pyramidal and reverse pyramidal loading on spine and pelvis coordination variability during deadlift.
[デッドリフト実施時におけるピラミッド型および逆ピラミッド型負荷が脊椎・骨盤の協調性および姿勢安定性に与える影響]
Ribeiro, A. S., et al. (2017)
Effect of traditional vs. reverse pyramid resistance training systems on maximal strength and muscle hypertrophy in trained young men. Journal of Strength and Conditioning Research.
[トレーニング経験者におけるピラミッドセット vs 逆ピラミッドセットが最大筋力および筋肥大に与える影響]
Schoenfeld, B. J. (2010)
The mechanisms of muscle hypertrophy and their application to resistance training. Journal of Strength and Conditioning Research.
[筋肥大の生理学的メカニズムと抵抗トレーニングへの応用戦略]
デッドリフトの重量を伸ばす2つのセット法:ピラミッド vs 逆ピラミッド
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